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退職金運用マンの投資録

高額当選金の賢い使い方とは?宝くじに当たったら資産運用しよう!投資を行い当選者の成功例となろう!

1億円以上の資産運用

高額当選金の賢い使い方とは?宝くじに当たったら資産運用しよう!投資を行い当選者の成功例となろう!

筆者の両親も毎年かかさず宝くじを買っては、『もし当選したら家も買えるし将来の生活も安泰でしょ』といっては毎回300円の7等を量産して頭を抱えております。

ただ、実際に高額当選したら人生を変えることは間違いありません。

 

今回はまず宝くじがあたる確率はどれくらいなのか?

また当選確率×当選金額によって期待値を算出していきたいと思います。

 

その上で、仮に当選した場合をシミュレーションして果たして高額当選者が陥る注意点を紐解いていきます。

その上で、結論としては投資するべきなのですが、投資するならどのようにしていくべきなのか?

という点についても、お伝えしていきたいと思います。

 

 

宝くじの仕組みとは?

まず宝くじがどのような仕組みで当たりが設定されているかということが分からなければ、当選確率と期待値を算出することは出来ません。

 

宝くじはご存知の通り、〇〇組 100000~199999 という構成となっています。

〇〇組は100通りで100000~199999までで10万通りとなるので、合計で100×100,000=1000万通りとなります。

 

この1000万通りを1ユニットと考えます。宝くじは、この1ユニットのなかから当選のくじの本数が定められています。

今回は以下直近の2018年のハロウィン宝くじを例に当選確率を計算していきたいと思います。

宝くじの当選確率

 

 

宝くじの当選確率と期待値とは?かなり割の悪い賭けであることが判明

それではいよいよ宝くじの当選確率と期待値をあたる等数毎に計算していきたいと思います。

因みに1枚あたり300円で購入できるということを念頭において噛みしめて下さい。

 

1等:3億円 (0.00001% 期待値 30円)

まずは1等3億円ですが、1ユニットの中に1等は唯一無二です。

つまり確率は1/1000万 パーセンテージに直すと、0.00001%となります。

期待値は30円となります。

 

1等前後賞:1億円 (0.00002% 期待値 20円)

次に1等前後賞の1億円ですが番号が1位の前後なので2つ存在します。

つまり確率は2/1000万 パーセンテージに直すと、0.00002%となります。

期待値は20円となります。

 

1等の組違い:10万円 (0.001% 期待値 1円)

次に1等の組違いで同じ番号なので確率は10万分の1です。

パーセンテージに直すと、0.001%となります。

当選金額は10万円なので期待値は1円となります。

 

2等:1000万円 (0.00002% 期待値 3円)

次に2等ですが3つの当選番号があるので確率は3/1000万

パーセンテージに直すと、0.00003%となります。

当選金額は1000万円なので期待値は3円となります。

 

3等:100万円 (0.00002% 期待値 3円)

次に3等ですが30個のあたりがあり確率は30/1000万

パーセンテージに直すと、0.0003%となります。

当選金額は100万円なので期待値は3円となります。

 

4等:10万円 (0.01% 期待値 10円)

次に4等ですが当たりは1000個あり確率は1000/1000万

パーセンテージに直すと、0.01%となります。

当選金額は100万円なので期待値は10円となります。

 

5等:1万円 (0.1% 期待値 10円)

次に5等ですが当たりは1万個あり確率は1万/1000万

パーセンテージに直すと、0.1%となります。

当選金額は10万円なので期待値は10円となります。

 

6等:3000円 (1% 期待値 30円)

次に6等ですが当たりは10万個あり確率は10万/1000万

パーセンテージに直すと、1%となります。

当選金額は3000円なので期待値は30円となります。

 

7等:300円 (10% 期待値 30円)

次に6等ですが当たりは100万個あり確率は100万/1000万

パーセンテージに直すと、10%となります。

当選金額は300円なので期待値は30円となります。

 

1等~7等当選確率と期待値まとめ

何かしら1等~7等までがあたる確率は11.11107%.

期待値は107円となっております。

購入金額は1枚あたり300円なので期待値は原価300円の3分の1ということになります。

 

 

宝くじが当選したら?高額当選者は幸せになっている?

宝くじは実は高額当選したからといって幸せな人生が約束されているわけではなく、実は1等当選者の8割以上がその後借金漬けになっているというデータがでております。

 

宝くじがあたった瞬間から縁遠い親族からもおすそ分けを要求され、家族間の間でもお金の話しかでなくなり家計崩壊が発生。

また働くことを辞めてしまい更に浪費癖がついてしまい、収入がなくなり支出が増加というダブルパンチを食らって財政的に破綻していくパターンが多いのです。

<参照:日経DUAL『高額当選者の末路』>

 

日本だけでなく海外でも破産者が続出していますので参考にしてみてください。

 

 

結局宝くじは当たる可能性や期待値は他の賭博に対して著しく低いのみではなく、当選したとしても不幸な末路が待っている可能性が高いのです。

 

宝くじ高額当選の賢い使い方とは?相談先は大手金融機関?

宝くじで大金が手に入ったら多くの人が陥る罠とは?会社を退職はしてはいけない!

これはよく聞く話ではありますが、宝くじで高額当選をした人は、意外にも最初は堅実に貯蓄に回すようです。

筆者の知り合いで競馬でそこそこの大金を当てた人がいましたが同じように最初は堅実でした。

 

しかし、以前と同じような生活に戻ると、どこか「俺には金があるんだ」といったような感情に支配されるようです。

 

今まで眠っていた自己顕示欲、承認欲求なども生まれ、物欲だけであれば収まっていた浪費意識が呼び起こされてしまうようです。

そして、一度使い始めたら止まらなくなり、生活水準も上げてしまい、気づけば使い果たしてしまうとのことでした。

 

お金って意外にも、あっという間になくなってしまうものですからね。

調子に乗って会社を退職してしまっては、元の生活に戻ることすらできず破産です。

 

株式投資の世界でも、大きく儲けた後に、調子に乗り取引をし、大きく損失を出し、結果的に破産してしまったなどとの話もよく聞く話です。

大きく儲けた時こそ冷静を保つようにしましょう。

 

東京で完全にリタイアするには3億円が必要!

宝くじに当選した方が真っ先に考えるのがリタイアかと思います。

東京で子供を二人育てながら完全にリタイアするためには3億円が必要であることを以前分析しました。

金融資産2億円あったら資産運用で完全リタイアは可能か?50歳や60歳以降で発生する費用からFIREに必要な金額を算出!

 

しかし、これはあくまで少し裕福に過ごした場合の水準です。

タワーマンションで暮らしたり、外車を購入したりハメを外すと億という金額はすぐ溶けていきます。

 

浪費した場合に何年で3億円が溶けるかをシミュレーション

浪費した場合をシミュレーションしてみましょう。

都内で高級なタワーマンションを購入すると1.5億円から2億円はかかります。

 

更に高級車を購入すると1000万円から2000万円はかかります。当然メンテナンス費用や駐車場代も発生します。

これだけで既に一等の当選金の残額は1億円未満となってきます。

住宅費を除いても子供の塾代や食費、交際費などを加味すると月間50万円は発生します。年間600万円です。

 

(単位:万円) 都内生活費
(子供2人)
食費 12
住居費 25
水道光熱費 2.5
家具・家事用品 1.5
被服費 4.0
保険医療 1.4
交通通信 4.8
教育 12
教育娯楽 3.0
その他 10
生活経費合計 76.2
生活費合計(除く生活費) 51.2万円
生活経費年間合計 約600万円

 

つまり、このまま使い続けると20年後に資金が底をつくことになります。

宝くじ当選時に仕事を辞めていたら無職で、しかも厚生年金も普通の人より少ない老後がまっているのです。

そして、浪費感覚を直すことはできず破綻の道を歩むことになります。

 

宝くじで当選したら投資を考えよう!

高額当選した場合、手元に使用可能なお金があるからこそ争いの種になったり、働くことを辞めてしまったり浪費をしてしまうのです。

高額当選をしたからこそ、お金を自分から遠ざけて投資という形で活用。

 

これにより、豊かに将来リタイア生活を送ることが出来るようになります。

豊かな生活、これは即ち他人との争いの火種を起こさず、自分の興味の赴くままにお金を使え快適に生活できるものです。

6億円あったら利息で豊かな生活ができる?資産1億円以上あるなら堅実に資産運用してゆとりある人生を手に入れよう!

 

宝くじの高額当選金をどこに預ける?資産運用の相談先は?

宝くじの高額当選金をどこに預けるのかという点について見ていきましょう。

候補①:定期預金

定期預金の仕組み

定期預金は銀行に投資家が預け入れ、一定期間の拘束を受ける代わりに普通預金よりも高い利息を受け取ることができる制度です。

利回りは普通預金よりは高いですが年利0.1%-0.3%という非常に低い利回りです。仮に3億円当選したとしても30万円から90万円にしかなりません。

貯金1000万円あればヘッジファンドで低リスクで運用しよう!一括投資するのにおすすめのファンドとは?

 

確かに元本保証かもしれませんが、低すぎる利回りでリターンは殆どありません。

唯一の長所としては資金が拘束されるので浪費を防ぐことができるという点でしょうか。

ただ、折角3億円を保有しているのであれば、もっと魅力的な選択肢があります。

 

候補②:ファンドラップ

ファンドラップとは

 

宝くじが当選して大金を獲得した後にまず連絡をくれるのは大手の金融機関です。もちろん彼らも親切ですが、関係構築をしてくるのはあくまでビジネスです。

そして、大手金融機関が一番今力を入れているのがファンドラップです。

 

ファンドラップについては以下で詳しく解説していますので、一読をお勧めします。

→ ファンドラップはとにかくひどいと評判?野村證券の「野村ファンドラップ」を徹底評価!運用実績だけでなく手数料や口コミを含めてわかりやすく解説。

 

ファンドラップは投資家から話を聞いて趣向に応じてポートフォリオを組成して運用を行うサービスです。

金融機関はコンサル料と運用手数料を二重で徴収できるので、重要な収入源となっています。

国内の運用残高は10兆円以上になっています。

ダイワファンドラップの運用資産残高の推移

ただ、基本的には株式と債券と不動産に分散投資を行うポートフォリオです。

しかし、相場には全ての資産が揃って下落する局面が到来します。それが正に2022年です。

 

2022年はインフレを抑制するために金利が上昇し債券価格は下落し、株式や不動産価格も下落していきます。

このような資産に分散していても大きく下落する可能性があるのです。

安定的に大金を運用するのであれば、安定的にリターンを狙える投資先を投資対象として考えるのがよいでしょう。

 

候補③:ヘッジファンド

ヘッジファンドの仕組み

 

特に筆者がおすすめしている運用法はヘッジファンドです。ヘッジファンドはオルタナティブ投資の代表格です。

オルタナティブ投資はハーバード大学基金なども積極的に活用する投資手法であり、投資先を大きく間違えない限りは年率10%以上のリターンを安定的に出すことも可能です。

実際、以下の通りヘッジファンドは指数が下落する局面でも下落を抑制しながら安定してリターンをだしています。

ヘッジファンドは暴落局面を回避しながら安定して高いリターンを叩き出している

 

ヘッジファンドといえば海外というイメージがありますが、日本でも投資できるヘッジファンドはあります。

以下で筆者投資しているファンドを含めてランキング形式で紹介していますのでご覧いただければと思います。

 

【2024年】日本国内の魅力的なヘッジファンドをおすすめ順にランキング形式で一覧にして紹介! 

 

3億円当選された方なら6億円に、1億円当選された方なた2億円になった時に、増えた分だけを引き出して生活資金の足しにしていくのがよいでしょう。

少しの贅沢に費やせば、元本自体に手をつけることもないので精神的にも余裕が出ますよね。

オルタナティブ投資を用いて1億円をハーバード大学基金流に運用して安定的に10%以上のリターンを出す方法について以下に纏めておりますので参考にしてみて下さい。

 

【おすすめの資産運用法】貯金1億円を運用して完全リタイアを目指しすための投資ポートフォリオを紹介!

 

 

宝くじの当選確率期待値と投資のすすめのまとめ

宝くじは何かしら当選する確率が11%程度しかなく、期待値は300円の宝くじを購入し107円の期待値しか得られません。

また仮に幸運にも高額当選したとしても、その後家族関係や浪費などにより破綻する人が続出しています。

宝くじに当たった場合は当選元本には手をつけず投資を行い、運用により増えた分から使っていくことが自身の為にもまた家族・親族の為にも最良の選択肢となります。

結び

 

 

急がば回れという諺がある通り、資産運用は長期的に複利で運用することによって大きな資産を形成することができます。

高いリターンを狙って投資をすると大抵大きなドローダウンに巻き込まれて投資そのものから撤退するという末路を辿ってしまいます。

人間の精神というのは暴落に耐えられるようには出来ていません。出来る限り資産の大きな下落を回避しながら着実なリターンを積み上げていくことが重要なのです。

 

年利10%であっても7年後には資産を2倍に、15年後には資産を4倍にすることができます。追加投資をすることで更に資産形成は早まっていくことでしょう。

さて、2024年以降、下落相場を回避しながら安定したリターンを積み上げるというミッションはなかなか難しくなってきています。

2010年代からパンデミック期に行った金融緩和の副作用でインフレが発生し金利が高くなることで株式市場の潜在的なリターンが低くなっているからです。

 

このような時にこそ年金基金や大学基金、更には欧米の超富裕層が投資をしている金融資産に目を向けるべきです。

上記のような機関投資家や超富裕層は金融市場の影響を抑制しながら、常に安定したリターンを求めて資産運用を実施しているからです。

以下ではリーマンショック等の暴落を回避しながら安定したリターンを出し続けている選択肢について詳しくお伝えしています。

筆者が1.5億円を形成する上でポートフォリオの主軸となった投資先も紹介しています。皆さまの資産形成の参考にしていただければ幸いです。

 

 

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