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【ファンド・スミス・グローバル・エクイティ・ファンド】評判や掲示板の口コミを含めて徹底評価!今後の見通しを含めて紐解く。

投資信託

【ファンド・スミス・グローバル・エクイティ・ファンド】評判や掲示板の口コミを含めて徹底評価!今後の見通しを含めて紐解く。

世界には様々なファンドが存在しています。特に金融先進国として名を轟かせている英国や米国に多いですね。

以前、取り上げたダブルブレインもロンドンのヘッジファンドであるマネージャーズが運用を担当する投資信託でした。

→ 安全性が高いと評判の投資信託「ダブルブレイン」を徹底評価!ブル型(=ダブブル)やマイルド型との違いを含めて紐解く。販売停止の理由とは?

本日、取り上げるのもロンドンのヘッジファンドであるファンドスミス社が運用を担当するファンドスミスグローバルエクイティファンドという投資信託です。

 

本日はファンドスミスグローバルエクイティファンドがどのような投資信託なのか?

運用実績はどうなのか?

今後の見通しはあかるいのか?

という点を中心にお伝えしていきたいと思います。

 

筆者もヘッジファンドをポートフォリオの中心に添えているのですが、魅力的なものについては以下で纏めていますので参考にしてみてください。

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ファンドスミスグローバルエクイティファンドの特徴とは?

では、ファンドスミスグローバルエクイティファンドの特徴についてみていきたいと思います。

投資対象は世界の株式

ファンドスミスグローバルエクイティファンドの投資対象は長期的に値上がりが見込める世界の株式です。

哲学としては、優良企業を割安な水準で購入するという至極真っ当なものとなっています。優良株式として以下を定義しています。

 

優良企業に定義

・投下資本に対する高いリターンを維持できると考えられる優良企業
・他社による模倣が困難な事業を展開していると考えられる企業
・収益獲得のために大きな借入を必要としていないと考えられる企業
・収益性の高い事業への再投資により成長が期待できる企業
・技術革新などの環境変化に耐性があると判断される企業

 

ファンドスミスグローバルエクイティファンドの銘柄選定

 

そのほかにも、成長が見込みにくかったり、景気敏感セクターをさけて、時価総額3000億円以下の小型企業はさけるという方針をとっています。

組み入れ銘柄は20-30銘柄とファンドとしては比較的に少ない銘柄選定となっています。

 

運用を担当するのはファンドスミス社(Fundsmith)

運用を担当するのはFundsmith社となっています。

Fundsmithはロンドンに拠点を置く投資運用会社で、2010年にTerry Smithによって設立される比較的若い運用会社です。

スミスは、米国の投資家と同様の戦略で優れた投資リターンを達成し、「英国のウォーレン・バフェット」と呼ばれています。

スミスは、1984年から89年までロンドンのバークレイズ銀行でNo.1の評価を受けた銀行アナリストでした。

 

Fundsmithは、長期的なバイ・アンド・ホールドの投資哲学を採用しています。

同社のファンドは競争上の優位性、魅力的なバリュエーションに基づいて選択された長年にわたって価値を増大させる引用ビジネスの集中ポートフォリオを所有することを目的としています。

個々の銘柄は、社内の厳密なボトムアップ分析によって選択されます。

 

Fundsmithは、消費財や医療消耗品など、日常的に繰り返される多くのイベントや取引によって駆動されるセクターで、資本に対して高いリターンを生み出す企業を選択します。

また、新興テクノロジー企業は、その固有の予測不可能性から避け、航空会社や不動産など、大きく循環する産業の企業も避けています。

 

構成上位銘柄

以下は2023年7月末時点の構成上位銘柄です。

ファンドスミスグローバルエクイティファンドの構成上位銘柄

 

以下は2022年9末時点の構成上位銘柄からの推移は以下となります。

2023年7月末 2023年4月末 2022年12月末 2022年9月末
1 マイクロソフト マイクロソフト マイクロソフト マイクロソフト
2 ノボ・ノルディスク ノボ・ノルディスク ノボ・ノルディスク アマゾン
3 ロレアル ロレアル ロレアル アップル
4 アイデックスラボラトリーズ アイデックスラボラトリーズ フィリップ・モリス・インターナショナ ル アルファベット(GOOG)
5 メタ・プラットフォーム ストライカー アイデックスラボラトリーズ アクセンチュア
6 ストライカー LVMHモエヘネシー・ルイヴィトン エスティローダー アメリカン・タワー
7 フィリップ・モリス・インターナショナ ル フィリップ・モリス・インターナショナ ル ストライカー パロアルトネットワークス
8 LVMHモエヘネシー・ルイヴィトン エスティローダー ペプシコ KLAコーポレーション
9 ペプシコ ペプシコ LVMHモエヘネシー・ルイヴィトン エクイニクス
10 ビザ メタ・プラットフォーム マコーミック シスコシステムズ

 

ちなみに以下は過去の組み入れ銘柄の異動です。常にマイクロソフトが首位ですね。S&P500、ナスダック総合指数の上位銘柄と顔ぶれが被ります。

ただ、テクノロジー銘柄だけでなくロレアルやルイヴィトンなどのブランドを保有するLVMHなどの消費財セクターも組み入れています。

 

全部で26銘柄なので1銘柄あたりの比率は大きくなります。

タバコや化粧品などの生活必需品セクターは相変わらず多いのですが、現在はヘルスケアや一般消費財なども組み入れています。以下は業種別構成比率と国別構成比率です。

ファンドスミスグローバルの業種別構成比率と国・地域別組み入れ比率

 

また、米国の株式が69%と一見すると多く見えますが、全世界の株式にしめる比率も米国が60%なので特段大きな比率というわけではありません。

ドル建て資産を大きく持っていることになりますので、2023年時点では功を奏しているとも言えます。円高時は一気に苦しくなります。

 

購入手数料と信託手数料

手数料水準は以下となります。

購入手数料:3.3% (税込)
信託手数料:年率1.8335%

結構、高い手数料水準ではありますね。ただ、リターンが高ければ問題ではないです。

 

ファンド・スミス・グローバル・エクイティ・ファンドの運用実績(=チャート)

以下はファンド・スミス・グローバル・エクイティ・ファンドの基準価額の推移です。

ファンド・スミス・グローバル・エクイティ・ファンドの運用実績

 

運用開始してから1.5年たっていますが上昇幅は10%程度となっています。ファンド・スミス・グローバル・エクイティ・ファンドはインデックス投資に対してプラスのリターンを狙うアクティブファンドです。

 

下落相場でも結果を出して欲しいものですが、ポートフォリオがそもそもインデックスのような内容となっています。リターンを出すのはそりゃ無理だという感じではあります。アクティブファンドなのでもう少し工夫が欲しいです。

→ アクティブ型とパッシブ型の投資信託の違いとは?どちらのファンドがおすすめか徹底比較。現実を知っていれば大損地獄も回避可能

 

ファンド・スミス・グローバル・エクイティ・ファンドは全世界の株式を投資対象にしているので全世界の株式インデックスと比較したものが以下の図となります。

青:ファンド・スミス・グローバル・エクイティ・ファンド
赤:全世界株式インデックス

ファンド・スミス・グローバル・エクイティ・ファンドと全世界株式インデックスの比較

 

全世界の平均点に負けているという残念な結果となってしまっています。

アクティブファンドとしては情けない結果と言わざるを得ませんね。インデックスに勝てないアクティブファンドに価値はありません。

 

ファンドスミスの掲示板での口コミと評判

まだ設立してから期間が経っていないということもあり、口コミは少なくなっていますがTwitterでは以下の口コミとなっています。

あまりポジティブなものはありませんでした。

 

『ファンドスミス社は2010年ロンドンで設立』 1度の上昇相場しか経験していない。 どんなデューデリをしたらこのファンドが採用されるのか教えてほしい。

@ファイナンシャルスター

 

ファンドスミス、年始からのハイテク株下落でこっぴどく負ける Terry Smith suffers big losses in 2022 tech sell-off via

@ぴの

 

Yahoo!ファイナンスでも、悲観の声が多いです。

 

掲示板の口コミ

先週末NYダウが急騰にもかかわらず、それがこの投信に反映されず。
今回で2度目です。今回も前回と同じパターンで週明け3連休後です。
信じがたい状況です。

掲示板の口コミ

一年この調子だと、まだまだ不安ドスミス‼️不満ドスミス‼️
¥9000前後での迷走に疲れる😩来年からは、上げろ‼️

掲示板の口コミ

こりゃ当分ダメだ

掲示板の口コミ

9月22日以降の投稿が全く無し😱
所有者から見放されたかな⁉️
不安ドスミス、頑張ってくれよ‼️

 

重要な2023年以降の今後の見通しとは?

重要なのは今後の見通しです。以下は月次報告書で記載されている見通しです。

 

12月のグローバル株式市場は下落しました。上旬は、FRB(米連邦準備理事会)の利上げ継続や景気減速への懸念がくすぶり、下落しました。中旬は、11月 の米国CPI(消費者物価指数)の伸び鈍化は好感されたものの、FRBの政策金利見通し引き上げやECB(欧州中央銀行)のタカ派化が嫌気され、下落しました。 下旬は、米金利上昇が懸念される一方、中国のゼロコロナ政策緩和期待などもあり、ほぼ横ばいの推移となりました。セクター別では、中央銀行のタカ派姿勢 で金利が上昇基調で推移する中、一般消費財・サービス、情報技術、コミュニケーション・サービスなど、成長株が多く属するセクターの下落幅が大きくなりました。一方、公益事業、ヘルスケア、生活必需品などのディフェンシブ株が属するセクターは、下落幅が相対的に限られました。 このような中、12月の基準価額は下落しました。組入銘柄では、オートマチック・データ・プロセシング、ブラウン・フォーマンなどの株価が下落し、ファンドの基 準価額にマイナスに影響しました。また、為替市場で米ドルが円に対して下落したことも、ファンドの基準価額にマイナスに影響しました。12月は、新規購入は ありませんでしたが、インテュイット、ペイパル・ホールディングスを全部売却しました。

@月次報告書

 

上記に書かれている通り、現在インフレが世界的に発生しており金融政策として各中央銀行は引き締めを実行しています。

金融引き締めはハイテクセクターに特に大きな重しとなります。

しかし、ファンド・スミス・グローバル・エクイティ・ファンドは生活必需品の比率が多いので影響は軽減されるかと思います。

 

他のハイテク企業に集中投資をする投信にくらべると安定した推移が期待できますが、まだ基準価額が上昇に転じるには時間がかかりそうです。

なぜなら、この後に控えるのは景気後退だからです。金利を高く維持した結果、消費や投資が抑えられ景気は停滞していきます。

2023年8月時点で景気後退確率は急騰しています。

景気後退の確率

 

筆者がおすすめしたいのは、どのような環境でもリターンをだせるファンドです。

今回、とりあげたファンドスミスのようなファンドはタイミングを見計らって投資をする必要があり玄人むけだからです。

以下では、どのような環境でも安定したリターンをだせるファンドを中心にお伝えしていますのでご覧いただければと思います。

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まとめ

今後のポイントを纏めると以下となります。

 

ポイント

  • 運用を担当しているファンドスミスは比較的新しいファンド
  • 生活必需品セクターやヘルスケアセクターが多く組み入れられており安定性はある
  • しかし運用開始以降の成績は全世界株式に負けておりアクティブファンドとしては残念な結果に

結び

 

 

急がば回れという諺がある通り、資産運用は長期的に複利で運用することによって大きな資産を形成することができます。

高いリターンを狙って投資をすると大抵大きなドローダウンに巻き込まれて投資そのものから撤退するという末路を辿ってしまいます。

人間の精神というのは暴落に耐えられるようには出来ていません。出来る限り資産の大きな下落を回避しながら着実なリターンを積み上げていくことが重要なのです。

 

年利10%であっても7年後には資産を2倍に、15年後には資産を4倍にすることができます。追加投資をすることで更に資産形成は早まっていくことでしょう。

さて、2024年以降、下落相場を回避しながら安定したリターンを積み上げるというミッションはなかなか難しくなってきています。

2010年代からパンデミック期に行った金融緩和の副作用でインフレが発生し金利が高くなることで株式市場の潜在的なリターンが低くなっているからです。

 

このような時にこそ年金基金や大学基金、更には欧米の超富裕層が投資をしている金融資産に目を向けるべきです。

上記のような機関投資家や超富裕層は金融市場の影響を抑制しながら、常に安定したリターンを求めて資産運用を実施しているからです。

以下ではリーマンショック等の暴落を回避しながら安定したリターンを出し続けている選択肢について詳しくお伝えしています。

筆者が1.5億円を形成する上でポートフォリオの主軸となった投資先も紹介しています。皆さまの資産形成の参考にしていただければ幸いです。

 

 

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